【ドラフト】 ドラフト・オブ・ロック?
ドラフトはロックだぜ!

(『スクール・オブ・ロック』 2004/04/29 リチャード・リンクレイター) 


↓RAV-GPT-DIS
◆1周目(ラヴニカ)

1-?《石の死の姉妹/Sisters of Stone Death(RAV)》
《セレズニアのギルド魔道士/Selesnya Guildmage(RAV)》
《腹わた抜き/Disembowel(RAV)》
《ヴィダルケンの幻惑者/Vedalken Entrancer(RAV)》
《護民官の道探し/Civic Wayfinder(RAV)》
《金切り声のグリフィン/Screeching Griffin(RAV)》声
《ゴルガリの腐敗農場/Golgari Rot Farm(RAV)》

 はっきり言って、DISが入ってからはセレズニアは嫌い。
 流れ次第だが、できるだけ白緑はやりたくないので、代わりにエンドカードを。
 色々と議論があるところだと思う。(詳しくは後述)

1-?《信仰の足枷/Faith’s Fetters(RAV)》
《棘茨の精霊/Bramble Elemental(RAV)》
《噛みつきドレイク/Snapping Drake(RAV)》

 と言っているそばから、早くも白黒緑路線w
 しかし、足枷は流せないやろ。

1-?《よろめく殻/Shambling Shell(RAV)》
《種のばら撒き/Scatter the Seeds(RAV)》
《尊い祖霊/Benevolent Ancestor(RAV)》
《検分するスプライト/Surveilling Sprite(RAV)》
《正義の再興/Rally the Righteous(RAV)》
《セレズニアの聖域/Selesnya Sanctuary(RAV)》

 抜けているカードはコモン2枚。
 調べてみると、
 《現実からの剥離/Peel from Reality(RAV)》
 《焦熱の結末/Fiery Conclusion(RAV)》
 が抜けていた。
 初手で「剥離<結末」という可能性は少ないので、おそらく上家が2手目で取ったのは結末だと思われる。

 自分はゴルガリを濃く取っていく。

1-?《誓いを立てた巨人/Oathsworn Giant(RAV)》
《破れ翼のドレイク/Tattered Drake(RAV)》
《夜番の巡回兵/Nightguard Patrol(RAV)》
《オルドルーンの猛士/Ordruun Commando(RAV)》

1-?《虚無魔道士の番人/Nullmage Shepherd(RAV)》
《ケンタウルスの護衛兵/Centaur Safeguard(RAV)》
《ゴルゴンの凝視/Gaze of the Gorgon(RAV)》
《鉄の樹の拳/Fists of Ironwood(RAV)》
《幻の漂い/Drift of Phantasms(RAV)》
《潮水の下僕/Tidewater Minion(RAV)》

 青が濃い目だが、漏れだと予想したので除外、実際は4択。
 どれも甲乙つけがたいが、メインからエンチャント・アーティファクト対策ができるのは偉いと思ったので、《虚無魔道士の番人》を選択。

1-?《セレズニアの福音者/Selesnya Evangel(RAV)》
《ごみ引きずり/Junktroller(RAV)》

1-?《テラリオン/Terrarion(RAV)》
《不死の断片/Strands of Undeath(RAV)》

 マナサポートを優先。
 《不死の断片》も、最近評価が上がり中なので欲しかったが。

1-?《ゴルゴンの凝視/Gaze of the Gorgon(RAV)》
《土を形作る者/Terraformer(RAV)》

1-?《ゴルガリの腐敗農場/Golgari Rot Farm(RAV)》
《ディミーアの浸透者/Dimir Infiltrator(RAV)》

1-?《エルフの空掃き/Elvish Skysweeper(RAV)》
《ディミーアの浸透者/Dimir Infiltrator(RAV)》
《激情の賦活/Instill Furor(RAV)》

1-?《火花の結実/Seed Spark(RAV)》
《巨石の罠/Cyclopean Snare(RAV)》
《無垢の幽霊/Ghosts of the Innocent(RAV)》

1-?《屍術の渇き/Necromantic Thirst(RAV)》

1-?《議事会の合唱者/Chorus of the Conclave(RAV)》

1-?《サディストの穴開け魔道士/Sadistic Augermage(RAV)》

1-?《西風のスピリット/Zephyr Spirit(RAV)》

Interval 1
生物6〜8体、スペル3〜4枚、コモンランド1枚(黒緑)
こうして見直してみると、結構青黒も流れてきていることがわかる。
(もちろんドラフト中は気づかないのだがw)

ドラフトの流れとしては、悪い方向へ向かっている。
色の選択(白黒緑)がプアなうえに、1-?で《セレズニアのギルド魔道士》を流したことで、下とカラーが被っている可能性があるからだ。



◆2周目(ギルドパクト)

2-?《炎樹族のシャーマン/Burning-Tree Shaman(GPT)》
《薄暗がりへの消失/Douse in Gloom(GPT)》
《オーガの学者/Ogre Savant(GPT)》
《蒸気核の奇魔/Steamcore Weird(GPT)》

 レアピック。
 不可抗力なのでしょうがない。

2-?《シラナの星撃ち/Silhana Starfletcher(GPT)》
《シラナの星撃ち/Silhana Starfletcher(GPT)》
《連弾炎/Pyromatics(GPT)》
《短剣爪のインプ/Daggerclaw Imp(GPT)》

 下家の取ったものは...
 《不眠の晒し台》 ?( ̄□ ̄;)!! ガーン
 やっぱり被ってるw

2-?《軟骨背獣/Gristleback(GPT)》
《蒸気核の奇魔/Steamcore Weird(GPT)》
《軟体電極獣/Gelectrode(GPT)》

2-?《撤廃/Repeal(GPT)》
《オーガの学者/Ogre Savant(GPT)》
《瘡蓋族のやっかい者/Scab-Clan Mauler(GPT)》
《イゼットの煮沸場/Izzet Boilerworks(GPT)》
《いかづち頭/Thunderheads(GPT)》

 ヤバい。イゼット流れすぎ。
 仕方ないので、青をタッチする路線に変更。

2-?《シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker(GPT)》
《オルゾフの安死術士/Orzhov Euthanist(GPT)》
《松明ドレイク/Torch Drake(GPT)》
《風切る瘴気/Hissing Miasma(GPT)》
《罪人打ちの意志/Sinstriker’s Will(GPT)》

2-?《哀悼のスラル/Mourning Thrull(GPT)》
《グルールの芝地/Gruul Turf(GPT)》
《思考訓練/Train of Thought(GPT)》
《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》

2-?《幽霊の管理人/Ghost Warden(GPT)》
《シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker(GPT)》
《スカルガンの空砕き/Skarrgan Skybreaker(GPT)》
《亡霊の首領/Revenant Patriarch(GPT)》

2-?《野生の朗詠者/Wild Cantor(GPT)》
《瘡蓋族のやっかい者/Scab-Clan Mauler(GPT)》
《グルールのノドログ/Gruul Nodorog(GPT)》

 一瞬、《瘡蓋族のやっかい者》のカットも考えたが、
 デッキに入る方を優先。

2-?《抗い/Withstand(GPT)》
《星の兵団/Order of the Stars(GPT)》

 いつもスペルが不足しがちになるので、こういうところで補強しておく。

2-?《眠れぬ骨/Restless Bones(GPT)》

2-?《野生の朗詠者/Wild Cantor(GPT)》

2-?《瘡蓋族のやっかい者/Scab-Clan Mauler(GPT)》

2-?《飛び火/Leap of Flame(GPT)》

2-?《剣士の魔法印/Fencer’s Magemark(GPT)》

2-?《月の祈祷/Benediction of Moons(GPT)》

Interval 2
生物11〜16体、スペル5〜6枚、コモンランド1枚(黒緑)
とりあえず、次のDISで何を取るか考える。
上が赤だとしたら、ラクドスは薄そうだからパス。
除去が足りていないので、ここは比較的マークの緩い《平和の羽毛/Plumes of Peace(DIS)》狙いで白青を集めていくか。




◆3周目(ディセンション)

3-?《突撃ゼッペリド/Assault Zeppelid(DIS)》
《穢すものラクドス/Rakdos the Defiler(DIS)》
《アゾリウスの一番翼/Azorius First-Wing(DIS)》
《アゾリウスの大法官庁/Azorius Chancery(DIS)》
《アゾリウスの伝令/Azorius Herald(DIS)》
《純粋+単純/Pure/Simple(DIS)》

 ラクドス様光臨。(しかし無視)

 先程の理論で行くならば、ここのピックは《アゾリウスの伝令》を取るべきだったろう。
 おそらく、この時は混乱していたんだと思う。(笑)

3-?《悪魔の道化師/Demon’s Jester(DIS)》
《シミックのぼろ布蟲/Simic Ragworm(DIS)》
《芽吹く草ハイドラ/Sprouting Phytohydra(DIS)》
《供給+需要/Supply/Demand(DIS)》

3-?《平和の羽毛/Plumes of Peace(DIS)》
《胞子背のトロール/Sporeback Troll(DIS)》
《ラクドスの肉儀場/Rakdos Carnarium(DIS)》
《シミックのぼろ布蟲/Simic Ragworm(DIS)》
《プラーフの聖騎士/Paladin of Prahv(DIS)》
《ぼろ娘/Ragamuffyn(DIS)》

 捕獲成功。

3-?《胞子背のトロール/Sporeback Troll(DIS)》
《ラクドスの痰吐き/Rakdos Ickspitter(DIS)》
《粘液絡みの鼠/Gobhobbler Rats(DIS)》

3-?《ギルドパクトの守護者/Guardian of the Guildpact(DIS)》
《炎の印章/Seal of Fire(DIS)》
《奇声の悪魔/Squealing Devil(DIS)》

 予想に反して、赤が回ってくる。

3-?《平和の羽毛/Plumes of Peace(DIS)》
《一時しのぎの協定/Palliation Accord(DIS)》
《ヴィグの移植術師/Vigean Graftmage(DIS)》
《標の鷹/Beacon Hawk(DIS)》

 さらにもう一枚捕獲成功。

3-?《ネフィリムの力/Might of the Nephilim(DIS)》
《破壊の宴/Wrecking Ball(DIS)》
《死の円舞曲/Macabre Waltz(DIS)》
《ヴィグの水植物/Vigean Hydropon(DIS)》

 《破壊の宴》が7手目に来るとは...orz

3-?《シミックの成長室/Simic Growth Chamber(DIS)》
《双撃/Twinstrike(DIS)》
《生育/Thrive(DIS)》
《死の円舞曲/Macabre Waltz(DIS)》
《とぐろ巻きの巫女/Coiling Oracle(DIS)》

 《双撃》が(ry
 しかし、ここでのコモンランドは助かる。

3-?《アゾリウスの大法官庁/Azorius Chancery(DIS)》

 ラッキー。

3-?《ギルドパクトの敵/Enemy of the Guildpact(DIS)》

3-?《アゾリウスの策略/Azorius Ploy(DIS)》

3-?《ハズダーの免罪人/Haazda Exonerator(DIS)》

3-?《屠殺場の用心棒/Slaughterhouse Bouncer(DIS)》

3-?《ネフィリムの祝福/Blessing of the Nephilim(DIS)》

3-?《通過令状/Writ of Passage(DIS)》

総括
(★=Pick)
まず1-?の《★石の死の姉妹》>《セレズニアのギルド魔道士》だが、やはり受けを広く望むなら《セレズニアのギルド魔道士》を取るべきだろうか。
《石の死の姉妹》は、場に出て対処されなければゲームエンド級のカードだが、8マナという重さ、ダブルシンボル×2(しかも今回は黒がタッチカラー)というのがネック。
今回は《ゴルガリの腐敗農場》、《シラナの星撃ち》、《テラリオン》のおかげで何とか試合中でも活躍できた、という感じだ。

1-?の《★よろめく殻》>etc...も難しいところだ。
確かに強いクリーチャーなのだが、ゴルガリへ早期に絞ってしまったのは悪いピックとも言える。後々になって見ると、黒緑という選択はあまりよくなかったように思える。
どちらかというと、青黒を選択するべきだったろう。

そしてDIS。3-?《破壊の宴》、3-?《双撃》と、不人気色とはいえあまりにも酷いラクドスの漏れ。しかし、赤黒が流れてくることは、(上家の色を読んだにも関わらず)予想外の事態だったので、これは仕方ないかもしれない。

読みや流れをまったく無視して考えると、今回は「青黒赤」を選択していれば、最も強いデッキになっていただろう。

コメント

ぱなぴの
ぱなぴの
2006年7月9日18:06

>調べてみると、
> 《現実からの剥離/Peel from Reality(RAV)》
> 《焦熱の結末/Fiery Conclusion(RAV)》
> が抜けていた。
>下家の取ったものは...
> 《不眠の晒し台》 ?( ̄□ ̄;)!! ガーン
というくだりなんですが、ドラフト中にソートの検索などもやってるんですか?
ピックの制限時間40秒だと微妙に可能な範囲かな。
2〜3手目で上家のピックが分かるのはかなりでかいですよね

(イマイチ上家を読めないものより)

ヒカル
ヒカル
2006年7月9日20:32

6マナ以下のレアで強いやつであればピックしたほうがいいと思いますが、やはり《セレズニアのギルド魔道士/Selesnya Guildmage(RAV)》ではないでしょうか?

二手目は、《噛みつきドレイク/Snapping Drake(RAV)》という感じで、イゼットやシミックに行きやすくなります。

セレズニアをしてしまうと、ギルドパクトは捨てる感じになりやすいと思いますが、ギルドパクトでも取れるカードは少なくないと私は、思います。

kakyoin
kakyoin
2006年7月9日23:31

>ぱなぴのさん
その通りです。ソートをいつでも確認できるのは、MOドラフトの利点の一つです。膨大な量ですが、慣れるとそこまで時間のかかるものでもないです。与えられた情報の中から、最善の一手を探すのはなかなか面白いものです。

通例ソートというものは、ラージエキスパンション(RGDではRAV)のみ注目されますが、今回はギルドパクトのソートも覚えておいて損はないと思います。
なぜなら、「RAV終了時点で2色まで決まっていて、もう1色はGPTの流れ次第...」という場面も多いからです。そういう状況下では、下家の色を早めに察知できることは大きなアドバンテージになるはずです。

ちなみに、僕はいつもRAV、GPT、DISのコモン・アンコモンのソート表を手元に揃えてからドラフトを始めていますよ。(まあ、DISはほとんど使わないけれどw)

kakyoin
kakyoin
2006年7月9日23:32

>ヒカルさん
おっしゃる通り、1-?は《セレズニアのギルド魔道士》のほうがよいピックですね。
完成したデッキを見るとわかりますが、緑黒の強いカードが《よろめく殻》と《石の死の姉妹》しか取れていません。(《ゴルゴンの凝視》は、どちらか一方の色しか使って無くてもデッキに入るので除外)
やはり、早い段階でゴルガリに狭めてしまったのが失敗だと思います。よく言われていることですが、RAVのギルドよりも、GPT・DISのギルドに焦点を当てるべきですね。

セレズニアカラーを選択する可能性としては、
?白黒緑(ゴルガリ、セレズニア→オルゾフ→なし)
?白赤緑(ボロス、セレズニア→グルール→なし)
?白青緑(セレズニア→なし→シミック、アゾリウス)

があると思います。
?、?はラヴニカでギルドを取りすぎてしまった場合です。
?はDISで取り放題なのが魅力的ですが、最もコモンの質が高いGPTで我慢を強いられる点や、《信仰の足枷》や《平和の羽毛》が取れないと、除去が乏しくて厳しい点などがネックです。

いずれも選択肢としてはアリだと思いますが、流れ上そういう形になったと捉えるべきで、決して狙ってやるほどの選択ではないと思います。

ぱなぴの
ぱなぴの
2006年7月10日2:29

>RAV、GPT、DISのコモン・アンコモンのソート表を手元に揃えてから

おお!ゼヒそうして見ます。今日は
http://choppers.s31.xrea.com/contents/draft/index.html
をエクセルに落として、検索しつつやってみたのですが、手元にあった方が使い勝手よいかもしれません。
両方試してみたいです。
後、どうもソートの検索がうまくいかないこともしばしば
^^;ソーと情報が違うのか、うまく読み取れていないのか
もう少し研究の必要があります^^!

kakyoin
kakyoin
2006年7月10日22:12

>エクセル

なるほど、そういうやりかたもあるんですね。
僕は、自分の一番やりやすい方法でやるのがいいと思いますよ。

1〜2手目に消えるカードはだいたい決まっています。コモンだったら、RAVならCソート、GPTならAソートを覚えてしまえば、実戦でも(大体の当たりを付けることによって)早く発見できると思いますよ。要は、慣れですね^^

ぱなぴの
ぱなぴの
2006年7月10日23:43

確かに、RAVのCソートはスゴイ重量級でした。驚きました。
プリントアウトもしたので、両方試してみたいと思います。

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